現地採用された皆さんの声 vol.91

2015年8月より日系メーカー企画戦略部門エグゼクティブとして勤務

Kさん 男性 29歳

8月に入社してから既に3ヶ月経ち、やっと今回の転職を見直してみる時間ができました。ご返答が遅くなりましたことご容赦ください。

 

内定後、EPがおりるまで1週間もかからず、予想していたよりも速いペースでことが進んでいくことに少し戸惑いました。現在の職場からはなるべく早く入社して欲しいといわれていましたが、EPが認可された時点でまだ退職届けも準備していません。

 

転職で一番エネルギーを必要とするのは、この、退職の意思を示して了承を得る段階なのではないかと今でも思います。正社員として数年勤務させてもらって、上司や仲間との関係も良好でしたので、なおさらのことでした。いや、厳密に言えば、シンガポールの規則に沿っていれば何も問題ないし上司の了承を得る必要もないのかもしれませんし、その辺をドライに割り切れないのは日本人の良いところでもあり悪いところでもあるかもしれない。

 

まず、退職したい気持ちを上司に伝えると、仕事に不満があるなら改善していこう、給与に不満があるなら人事と話し合おう、とありがたいことに僕が気持ちよく働ける環境を整える努力をするぞという誠意を見せていただきました。引き止められ胸が引き裂ける思いでした。大げさに聞こえるかもしれませんが、ここでどうしても退職の意思は変わらないと伝えるのは勇気が要りました。(前の職場で何年頑張っても僕が目指す場所はないというのが現状でしたが、数年間いろいろなことを叩き込んでいただいたし辛抱強く教えていただいたし、これだけ僕を必要としてくれているのはありがたかったし、その気持ちを無下にしていいものかと悩みました。

 

エージェントさんには、どんなに良い上司だって自分の将来まで背負ってはくれないよ、と言われましたが、頭ではわかっていてもなかなか難しい。

 

 

最終的には僕の考えを理解してもらい、円満退社となりました。

 

「恩を仇で返しやがって」などと言われるような会社もあると聞きましたが、改めて思い返してみても、自分に正直になることはとても重要なことで、前の職場の人間とも良好な人間関係が築けていることですし、培った経験をもっと大きなステージで生かすなど、会社には残らなかったけれども、別の形で恩返しできることもあるのではないかと思っています。