現地採用された皆さんの声 vol.82

2014年9月より外資系メーカーにてプロダクトマーケティングエグゼクティブとして勤務

Fさん 女性 34歳

私が実際に仕事をし始めたのは1年前ですが、この9月から正社員として採用されました。ですから、体験記ということで依頼いただきましたが、就職活動をしていたのは1年前なので、記憶があやふやなところもあります。

 

シンガポールで仕事を探し始めた頃、私の能力不足が主な原因で、やりたいと思う仕事の紹介を頂くことができませんでした。就職活動のために1ヶ月近く滞在していましたが、日本へ帰国することも考えていました。日本へ帰ってもすぐに就職は決まらないだろうけれども、住む家(実家)はあり、最低限食べることに困ることにはなりません。でも、好きじゃない仕事を日本でするなら好きじゃない仕事をシンガポールでやったほうがちょっとはマシかも。それで、まずはYNさんの社員となり、YNさんの顧客企業へ派遣という形で勤務をさせていただくことになりました。

 

この会社は社内で試験に合格すれば移動も可能というお話を聞いていました。今空いている求人に応募してそのチャンスを待つのか、帰国するのか、やりたい仕事が出てくるまで就職活動を続けるのか、どの選択肢にも決めかね、そしてお小遣いは減っていき、滞在ビザの残りの日数も減っていき、就職活動中はホテルで過ごす時間が多く夜も眠れないなど、精神的に苦しい時間でした。

 

社内移動は、前例はあるけれどもそれほど高い頻度でチャンスがあるわけじゃないです。そこにはあまり期待をせずに、できることを頑張って認めてもらうことを考えて仕事を続けていこうと決意しました。半年後の契約更新では、普通に契約更新。意外と仕事も楽しくて、半年間はあっという間で、ちょっと正社員にしてもらえないかしらという淡い期待もしましたが、そんな話は微塵も出ず、でした。

 

与えられた仕事をしながら、でも本当はやりたい仕事があったのですが、移動を希望していると直属の上司に言えば、今の仕事で契約更新してもらえないんじゃないかとか、そういうジレンマもありました。これは面接のときもそうでしたけど、やりたい仕事と面接を受けている職種が違ったので、どこまで本当のことを話していいのか凄く迷いました。

 

YNさんの社員という形の採用だったので、ビザのことや福利厚生のことなど担当者の方とお話しする機会は何度もあって、そんな中で、他の部署で空きが出そうだという情報を教えていただき、この仕事に応募するためにどのように上司に説明するかという戦略も一緒に考えていただきました。でも、あまり姑息なことはせず、人事の方を通して前職の上司にお話をしていただき、上司の推薦と新しい部署での面接という手続きを踏んで、契約満了と同時に新しい部署で正社員として採用ということになりました。YNから今の会社に転職したことになります。このタイミングで移動がかなわなかったとしても、あと2年くらいは頑張れたかな、と思うくらいにはシンガポールの生活を満喫していました。

 

ちょっと複雑なのでわかりにくいかもしれませんが、希望は持ちながら与えられた仕事は誠実にこなしスキルアップも継続してきた、ことが成功(?)に繋がったと思います。やりたい仕事にたどり着けた、という意味での成功です。キャリアとしての成功はこれから頑張って達成しようと思います。