現地採用された皆さんの声 vol.77

2014年1月より外資系IT企業にテクニカルサポートとして勤務

Rさん 男性 26歳

成功者の声として原稿を依頼されましたが、僕はどちらかというと失敗者であったので、このコラムの意図とは違うかもしれませんが僕の失敗をシェアさせていただこうと思います。

 

僕はネットを通してシンガポールで仕事を見つけ、昨年シンガポールにやってきました。内定を受けた後はできるだけ早く働き始めてくれといわれ、とりあえず観光ビザで入国し、翌週の月曜日から仕事を始めた。

 

その時点でビザはまだ申請もしていなかったようだ。内定を受ける前にビザの事を聞くと、必ず取れると言われていたので安心していたのだが、何が問題なのかわからないまま1ヶ月経ってもまだビザが取れない。これは後からわかったことなのだが、まず仕事を始めた時点で会社側はまだビザの申請もしていなかった。そして、申請したら即却下され、再申請をしてくれていた。EPがとれないまま観光ビザの期限が来たため、週末タイに旅行に行った。(行きたかったわけではないが航空券やホテルは会社が負担してくれた)

 

その間、同僚に話を聞いたり自分でネットで調べるなどして、どうやら僕の経歴ではEPが取れないのではないか、ということがわかった。何で最初に調べなかったかといわれたらそれまでなんだが、会社の人がビザは必ず取るので安心して、と言っていたのですっかり信じきってしまった。何かがおかしいと思い始め、僕が調べてわかったことを会社の人に話しても、「今まで取れなかった人はいないから大丈夫」と言われていたのだ。

 

この辺の事情を詳しく話すと、本当に話が長くなるので割愛します。

 

結論として、会社に不信感を持った僕は、EP申請を取り下げてもらい別の仕事を探そうと決めた。(ここでも、シンガポールまでの航空券代を返却するとか今までかかった諸経費を払えとかいろいろ揉めた)

 

 

年の後半で仕事が少なくなってくる時期だったらしく転職活動は思うように進まなかった。英語はあまり必要ないがITという専門を生かせる仕事に応募し合格した。(面接は全て英語だったので英語試験にもパスしたものと思っているが、TOEICは750点くらいです)実は仕事は日本の法人を相手にするため、全く英語を使わない。ただ、周りのエンジニアは国籍いろいろだ。不思議なもので、専門が同じ人間同士、同僚とのコミュニケーションは問題なく取れている(気がする)。Sパスというビザもとれた。(こっちは驚くほどのスピードで認可された)

 

僕は年齢も若く経験も未熟で、こんな風に初の海外就職をスタートさせてしまった。今思うと自分の無知がとても恥ずかしいが、貴重な勉強ができたとも考えている。僕はこれからの人生を自分で選択し、決定し、周りの人に協力してもらったとしてもその決定の責任をとるのは自分しかいないということを学べたからだ。